

「このイボは悪性なのではないか?」と
不安を抱えて来院される方は、少なくありません。
脂漏性角化症(老人性イボ)は、
主に加齢に伴って皮膚の表面に現れる、良性のできものです。
埼玉県坂戸市の町野皮ふ科では、
皮膚科診療に加えて形成外科的な視点も取り入れながら、
脂漏性角化症に対して、豊富な治療の選択肢をご用意しています。
「気になるけれど、どこに相談すればいいのか分からない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。
こんなお悩みありませんか?

脂漏性角化症とは?
加齢とともに現れる、
最もありふれた良性のできもの
「歳のせいと分かってはいても、やっぱり気になってしまって……」
脂漏性角化症(老人性イボ)とは、主に加齢に伴って皮膚の表面に現れる、良性の腫瘍です。皮膚科の日常診療で最もよく見られる良性のできものの一つとされています。初めのころは平らなシミのように見えますが、時間の経過とともに少しずつ厚みを増し、表面がザラザラと盛り上がってくることが多くあります。色は肌色に近いものから褐色、はっきりとした黒色まで様々で、まるで皮膚の上に何かを貼り付けたような外観になるのが特徴です。
「脂漏性」という名前がついていますが、皮脂の分泌そのものとの直接的な関係はないと考えられています。また、ウイルスが直接の原因となる「ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)」とは異なり、脂漏性角化症は主に加齢に伴って現れるものです。ときにウイルスの感染が発症の一因として関わることもあると考えられていますが、尋常性疣贅のように人から人へうつる心配は基本的にありません。
自己判断はせずに、
正確な診断を受けることが大切
脂漏性角化症は良性であり、そのものが悪性化(がん化)することは基本的にないと報告されています。
ただし、悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がんといった皮膚のがんが、見た目のうえで脂漏性角化症とよく似ていることがあります。「ただのイボだと思っていたら、別の病気だった」という事態を避けるためにも、自己判断はせず、皮膚科での正確な診断を受けることが何よりも大切です。
なお、短い期間のうちに全身へ急に多発し、かゆみを伴うような場合には、ごくまれに体の内側の病気が関係している可能性が報告されています。頻度は決して高くありませんが、こうした変化に気づいたときも、一度ご相談いただくと安心です。
脂漏性角化症
の好発傾向
脂漏性角化症(老人性イボ)の大きさは、数ミリの小さなものから、数センチに及ぶものまで様々です。加齢とともに数が増えていくのは自然なことですが、気になることがありましたら、ご遠慮なく当院へご相談ください。
- 部位
日光(紫外線)を浴びやすい顔面や頭部、首すじが代表的で、胸元や背中にもよく見られます。手のひらと足の裏を除く、全身のあらゆる部位に現れる可能性があります。
- 年齢
早い方では20〜30代からポツポツと現れ始めますが、主に40代以降に急激に増える傾向があると報告されています。
脂漏性角化症の原因
最大の要因は、
紫外線ダメージと皮膚の老化
「なぜ自分だけ、こんなにイボができやすいのだろう?」
脂漏性角化症(老人性イボ)の背景には、「長年にわたる紫外線ダメージの蓄積」と「加齢による皮膚の老化」が大きく関わっていると考えられています。長い年月をかけて紫外線を浴び続けることで、皮膚の表皮にある細胞が少しずつ変化し、角層が厚くなってイボとして現れてくると報告されています。
そのほか、体質や遺伝的な要素も関係すると考えられており、ご家族に同じようなイボが多い方もいらっしゃいます。また、衣類やアクセサリー、入浴や洗顔時のタオルなどによる日常的な摩擦が、皮膚への慢性的な刺激となって影響することもあります。
農作業やスポーツなど、日中の屋外での活動が多い方は、特に紫外線対策を意識していただくとよいでしょう。ただし、どれだけ気をつけていても加齢とともに現れるものであり、決してご本人の不摂生が原因というわけではありません。
特徴と強み
形成外科の視点を活かした、
きれいに治す治療
当院では、皮膚科診療に加えて形成外科的な視点も取り入れ、傷跡をできるだけ目立たなく仕上げることを大切にしています。
- 初診当日の治療も可能
初診当日に、液体窒素による治療を受けていただくことも可能です。大きな脂漏性角化症であっても、スプレータイプの液体窒素で素早く治療していきます。
- 傷あとに配慮した手術
手術による切除が適している場合には、形成外科的な技術を用いて丁寧に縫合し、きれいな仕上がりを目指します。
- 悪性との見分けも丁寧に
ダーモスコピーを用いた精密な診察により、悪性のできものとの見分けにも配慮しています。
診察の際は、病変の状態をよく確認するため、お化粧を控えてお越しください。院内で落としていただくことも可能です。必要な方は、お気軽にお声がけください。
当院での
イボ治療
症状やご希望に合わせた
最適な方法をご提案
「治療してきれいにしたいけれど、痛みが怖いし、跡が残らないか心配…」という不安から治療をためらっている方も、多いのではないでしょうか。当院では、患者さんのご希望に合わせて、主に次の方法をご提案しています。まずはダーモスコピー(皮膚用拡大鏡)を用いた精密な診断から始めます。
- 1.手術による切除保険治療
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確実に取り除いてきれいに仕上げたい方や、大きなもの、診断をはっきりさせたいものには、手術による切除をおすすめしています。当院では形成外科的な技術を用いて、傷跡ができるだけ目立たないよう、丁寧に処置します。
痛みはほとんどなし
局所麻酔を用いるため、処置中の痛みはほとんどありません。一度の処置で、確実に取り除くことができます。大きいものは特に、手術が確実でおすすめです。
傷あとに配慮した手術
病変を紡錘形に切除し、内側は溶ける糸で、外側は約1週間後に抜く糸で丁寧に縫合します。傷跡ができるだけ残らないよう、細やかに配慮しています。また、切除した組織を病理組織検査に提出できるため、確実な診断につながります。
保険適用で手術が可能
保険が適用され、3割負担で1回あたり1万円前後が目安です(大きさ・部位により変わります)
- 2.液体窒素による凍結療法保険治療
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超低温の液体窒素をあて、イボの組織を凍結させて取り除く、保険適用の一般的な治療です。初診当日から治療が可能で、治療は短時間で終わります。小さなものや、数が多い場合に適しています。
治療後はかさぶたとなり、自然に脱落していきます。(大きさによっては、数回の通院を重ねる場合があります。)
- 3.炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)自費診療
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顔のイボや、首などの小さなイボをきれいに仕上げたい場合には、CO2レーザーによる治療も行っています。
当院ではキャンデラ社のCO2レーザー(CO2RE)を使用しています。傷跡への配慮から、原則として顔を中心に、首などの小さなものに用います。顔や、首などの小さなイボの仕上がりを重視される方におすすめの治療です。
- 4.経過観察という選択
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脂漏性角化症は良性であるため、急いで治療する必要はありません。「今は治療せず、様子を見たい」というご希望も尊重いたします。
初診時にはお話だけで、治療についてはご自宅でご検討いただき、ご希望があれば後日ご来院いただいて手術の予定を組むことなども可能です。形や色に気になる変化があれば、その時点で再度ご来院ください。
case05 - Seborrheic Keratosis
「良性」であることが、
研究からも裏づけられています
「がんに変わることはないの?本当に大丈夫?」
近年の研究では、脂漏性角化症の細胞に特定の遺伝子の変化が高い頻度で見られることが報告されています。しかし、こうした変化があっても悪性の腫瘍へと進行するわけではなく、脂漏性角化症が良性の腫瘍であることが、改めて確認されています。皮膚の老化(とりわけ紫外線による外的な老化)との関連も指摘されています。
診断の面では、ダーモスコピー(皮膚を拡大して観察する検査)が、色のついた脂漏性角化症と悪性黒色腫などを見分けるうえで有用であると報告されており、当院でも積極的に取り入れています。
治療の面でも、従来からの液体窒素による凍結療法や炭酸ガスレーザー、手術に加えて、海外では新しい外用薬などの研究が進められています。当院では、こうした最新の知見にも目を配りながら、患者さんお一人おひとりに合った治療をご提案していきます。
脂漏性角化症と似た
皮膚疾患との見分け方
脂漏性角化症とまぎらわしいものとして、いわゆるほくろ(色素細胞性母斑)や、平坦な老人性色素斑(いわゆるシミ)があります。
また、ごくまれではありますが、基底細胞がんや悪性黒色腫(メラノーマ)といった皮膚のがんが、見た目のうえで脂漏性角化症とよく似ていることがあります。これらを見た目だけで正確に区別することは、専門家でも難しい場合があります。
当院では、ダーモスコピーという拡大鏡を用いて表面の構造を詳しく観察し、必要に応じて病理組織検査を行うことで、より確実な診断に努めています。急に大きくなった、色が濃くなった、出血した、形がいびつになったなど、気になる変化があるときは、早めにご相談ください。
脂漏性角化症を悪化させないためにご自宅でできる
脂漏性角化症予防のケア
これ以上増やさないために、日常生活でできる主な予防ケアをご紹介します。
病院での治療以外に、ご家庭でできること
日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線から肌を守ることは、新たな脂漏性角化症の予防や、色素沈着の防止に役立つと考えられています。
気になるからといって爪でひっかいたり、無理にこすったりすると、炎症や色素沈着の原因になることがあります。また、首や頬、体を洗う際などに、こすることは新たなイボができる一因になると考えられていますので、タオルやスポンジを使わずに優しく洗うことをおすすめします。
市販のイボ取り薬やピンセットなどでの自己処理は、炎症・感染・傷跡の原因になるおそれがあり、おすすめできません。万一悪性だった場合に、発見が遅れる心配もあります。
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手術や液体窒素による凍結療法では保険が適用されます。イボの大きさ・個数によって費用は変わります。
●手術による切除:手術当日のお支払いは1カ所で1万円前後(3割負担の場合)が目安です。
●液体窒素による凍結療法:個数に応じて治療費が変わります。処置の費用は1,000円弱(3割負担の場合)が目安です。
このほか、受診の際には初診料・再診料や、必要に応じて処方箋料などがかかります。院外の薬局で調剤を受ける場合には、別途調剤の費用がかかります。
●炭酸ガスレーザー治療:自費診療になります。大きさによって費用が変わります。
例として、直径6mm~10mm以下1カ所11,000円(税込)
正確な金額が知りたい場合は診察時にご説明いたしますので、どうぞお気軽にお尋ねください。
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手術による切除では、縫合した部分が細い一本の線のような跡になりますが、日がたつにつれて少しずつ周囲の肌になじみ、目立ちにくくなっていくことがほとんどです。当院では、その線ができるだけ目立たないよう、傷の向きや縫合の仕方に細やかに配慮しています。
液体窒素による治療の場合は、一時的に赤みやかさぶた、色素沈着(しみのような跡)が生じることがありますが、多くは数週間から数か月かけて、自然に目立たなくなっていきます。ただ、時に色素沈着を残すことがあるので注意を要します。
炭酸ガスレーザー治療は液体窒素による治療と比べて、よりきれいな仕上がりとなることが一般的です。
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手術の場合は局所麻酔を用いますので、麻酔のとき以外は、ほとんど痛みを感じずに処置を受けていただけます。液体窒素による治療では、あてている間に「チクッ」とした軽い痛みや、しみるような感覚がありますが、短時間で終わります。炭酸ガスレーザー治療では、原則として塗る麻酔クリームを使用します。
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手術で切除した場合、同じ場所に再びできることは、ほとんどありません。液体窒素やレーザーによる治療では、時に再発することがあります。いずれの場合も、加齢や紫外線の影響によって、別の部位に新しく脂漏性角化症ができることはあります。
脂漏性角化症のお悩みは、
抱え込まずお早めにご相談ください。
脂漏性角化症(老人性イボ)は良性のできものですが、放っておいて自然に消えてなくなることはありません。皮膚科・形成外科の視点から、負担をできるだけ少なく、きれいに治療できるよう努めてまいります。
「これくらいで受診してもいいのかな」とためらう必要はありません。見た目が気になる、悪性ではないかと不安、という方は、お気軽にご相談ください。






